温泉とうまいもん
あなたの人生はポエムだろうか?
とどめておけなくて、ずんずんと
終わりがみえてくる
溶けていくコップの中の氷みたいに
わたしの楽しみもそんなふうに誰にも人知れずに終わっていくのだ
あなたの人生はポエムだろうか?
わたしの人生はポエムだろうか?
つまらない小説とわたしの自意識のどちらがおもしろいのでしょうか?
あなたのわけのわからない行動がわたしにはカタルシスだ
見たくないことと聞きたくないこと
ほんのちょっとだけ見てみたいというのが、いちばんおもしろい
きたないことと、かなしいこと
ほんのちょっとだけ見るのが、いちばんおもしろい
だからまだまだわたしはよごれきることができないよ
だってわたしは現実を生きているんだ
そのことが苦しくてかなしくてどうしようもなくてあこがれっていうやつなのかもしれないけれど
わたしはわたしのポエムの中で美しくいたいのかな
またいつかの永遠
今度があっても今度はないことにしようね
クリームソーダのアイスが溶けても
もう飲み干さないと帰れないよ
またいつかなんてことは永遠に永遠なんだ
優しくないふりして突き放すのはやめて
ここでずっと頭狂ってたっていいじゃない
好き勝手してたっていいじゃない
明日を照らすのは自分の持ってる灯体だから
いつでも照らせるし
いつでも消せるんだ
そういうの責任っていうの?
自由っていうの?
あなたが教えてくれたほうを信じるわ
枯れない大きなしあわせを
今日の終わりの儀式だ
とってつけたようなメイクを洗い流す
「なんでもない日がしあわせなんだ」
あなたはそこでしあわせに暮らしてろ
わたしはもっとしあわせになりたいんだ
じゃまなことばは
全部ながす、ながす、ながす
あふれてくるようなしあわせを
しあわせを
明日はなんとなくなぜかゲットしたい
湧いてでるようなしあわせを
しあわせを
明日はなんとしてもなぜかゲットしたい
名言ぶったことばも
わたしよりしあわせな誰かも
わたしより優れた誰かも
わたしよりふしあわせな誰かも
きえて、きえて、きえて
わたしの中から
枯れない大きなしあわせを
はじめてじゃない夜
今日の夜ははじめてじゃない
一回も外から出なかった
窓から覗くこともしなかった
そんな夜をわたしはもう知っている
わたしが死んだ日と
似たような一日だったことでしょう
世界は
自転している
きみも
自転している
わたしは
空まわり気味だ
公転する
世界をまとって
きみは
今日はいい日だったかな
日曜の夜がいちばんさみしいでしょう
だから明日もはたらきに行くんでしょう
もしもわたしが狂ったときは
もしもわたしが狂ったときは
奇抜なおもしろいものとして
手を叩いて笑ってほしい
もしもわたしが狂ったときは
わたしにはきっと神ができたんだと思う
いつかわたしが狂ったときは
そしてわたしが狂ったときは
世界で何が起こっても平気
みんなわたしに憧れることでしょう
かなしいことがあったら呼んでね
きみが嫌いなだれかのことは
わたしも嫌いだよ
そのだれかがきみのことを嫌いだって言ったなら
きみだって嫌いさ
きみがかなしいときには呼んでくれたらうれしいよ
きみといっしょに泣いていたいんだ
だれかが苦しんでるときには
わたしはそのだれかといっしょに苦しむよ
わかってみたいしきっとわかるんだ
きみのこともだれかのこともぜんぶぜんぶ
わかってほしいときには呼んでね
全部きみはわるくないから
わたしがもともと持っている性質は、今わかってるところによると、「めちゃくちゃ怖がり」ってことと、「共感性がめちゃくちゃ強い」ってことだ。めちゃくちゃ怖がりはまあ置いといて、わたしはだいたい何にだって共感するし、だからそういった方面の感受性がめちゃくちゃ強い。本の中で登場人物が悩めばわたしもめちゃくちゃ悩むし、ハッピーエンドで終わればいっしょにハッピーになれる。それが好きっていうよりは、そういった物の見方しかできないっていうほうが強いような気がする。でもほんとは、わたしはかなしいことを収集してるんじゃないかってときどき思う。
散文が苦手なので、ブログを書こうと思ったのですが、詩を書いたりしてみた。思ってることを作文にすることがめちゃくちゃ苦手だから、読書感想文の宿題はめちゃくちゃ嫌いだったけど、思ってもないことをたくさん書いた税金についての作文では佳作をもらったことがあります。