かなしいことがあったら呼んでね

詩みたいに書いた日記で、日記みたいに書いた詩です

2016-01-01から1年間の記事一覧

いつでも尖れる

いつもちょっとつらいし切ないよねいつもちょっと苦しいし悲しいよね間接的に伝えないとむしろ意味を失うことが多すぎるよね言葉にしろ行動にしろ君1と君2だけがこの世界にいることが君にとっての平和じゃん?だってわたしもそういうのわかるしあまいあまい…

住宅街

昔誕生日にもらったぬいぐるみとかおもちゃのアクセサリーをまだ持っている泣きわめいて駄々をこねられたわたしを覚えておきたいそしてそれをほんとうは許してほしい今でも上だけ見てればよかった誰かを叱ることの苦悩も知らなかった自分がいちばんよくなれ…

ヒーローになりたい君へ

ヒーローになりたい君へ君がどれだけ泥にまみれたかで君のすることに説得力が増す君がすることすべてが正義になっていく派手な変身も派手な登場も少し遅れて到着するほうが有り難みが増す君のことばに敵も耳を傾ける君のすべてがぜったいだからもちろんあく…

お盆の日記

わたしの腕は昨日3歳の子に刺されて死んでしまった「お墓にいれてください」と頼んだら「燃やして骨にしないといけないんだよ」と言われたおじいちゃんが死んだときその子はまだ1歳にもなってなかったわたしが死んだら焼いてお墓に入れてあげてくださいその…

だって全てを愛してるから

反対側の線路まで飛びこめるかなあ思いきり踏みきりよくいけないのはだって全てを愛してるからってことにさせてよ楽しい日が「晩ごはんの時間だから帰らなきゃ」で終わる健全な日健全でないわたしは取り残されてしまった快適だと思ってた窓のない冷房の効い…

温泉とうまいもん

毎日あくせく働いてあくせく働いてることなんて当たり前にしてたまの休みに温泉へ行こう露天風呂に浸かってどこから出たのかわからないような息を吐く体があったまることの気持ち良さに自分が生きていたことを知る浴衣のパリッとした柔らかさにゆるっとした…

あなたの人生はポエムだろうか?

とどめておけなくて、ずんずんと終わりがみえてくる溶けていくコップの中の氷みたいにわたしの楽しみもそんなふうに誰にも人知れずに終わっていくのだあなたの人生はポエムだろうか?わたしの人生はポエムだろうか?つまらない小説とわたしの自意識のどちら…

またいつかの永遠

今度があっても今度はないことにしようねクリームソーダのアイスが溶けてももう飲み干さないと帰れないよまたいつかなんてことは永遠に永遠なんだ優しくないふりして突き放すのはやめてここでずっと頭狂ってたっていいじゃない好き勝手してたっていいじゃな…

枯れない大きなしあわせを

今日の終わりの儀式だとってつけたようなメイクを洗い流す「なんでもない日がしあわせなんだ」うるさいうるさいうるさいあなたはそこでしあわせに暮らしてろわたしはもっとしあわせになりたいんだじゃまなことばは全部ながす、ながす、ながすあふれてくるよ…

はじめてじゃない夜

今日の夜ははじめてじゃない一回も外から出なかった窓から覗くこともしなかったそんな夜をわたしはもう知っているわたしが死んだ日と似たような一日だったことでしょう世界は自転しているきみも自転しているわたしは空まわり気味だ公転する世界をまとってき…

もしもわたしが狂ったときは

もしもわたしが狂ったときは奇抜なおもしろいものとして手を叩いて笑ってほしいもしもわたしが狂ったときはわたしにはきっと神ができたんだと思ういつかわたしが狂ったときはそしてわたしが狂ったときは世界で何が起こっても平気みんなわたしに憧れることで…

かなしいことがあったら呼んでね

きみが嫌いなだれかのことは わたしも嫌いだよ そのだれかがきみのことを嫌いだって言ったなら きみだって嫌いさ きみがかなしいときには呼んでくれたらうれしいよ きみといっしょに泣いていたいんだ だれかが苦しんでるときには わたしはそのだれかといっし…